黒子CP小説

□短編集
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「眼鏡萌えですか?」

 黄瀬が黒子に撮影で使用した眼鏡を数種類持ち、かけて欲しいと頼んでいた。


「へぇ〜、これは真ちゃんに似合うな。貰っていい?」

 突然、眼鏡を物色し手に持ち頼む高尾

 黒子は高尾が来た方向を見ると、赤司と緑間の姿を見つけ

「黄瀬くん、僕にこれ下さい」

 黄瀬は黒子にかけて貰うつもりだったが、黒子が眼鏡を貰いどうするつもりかは理解していたが、黒子に可愛いくおねだりされて、あげていた。



 高尾と黒子は眼鏡を持ち、赤司と緑間の前に立ち眼鏡を差し出し

「度数がないと見えないから、すまない……っ、解ったのだよ今だけかけるのだよ」

 緑間は度数がない眼鏡だからと断るつもりが、高尾に悲しそうに言われて眼鏡を受け取りかけ


「僕がかけるより、テツヤの方が似合いそうだが、テツヤのお願いだかけるか」

 赤司は眼鏡を手に取りかけ


「真ちゃん、可愛い似合うわ」

「赤司くん、似合っていて可愛いです」

 高尾と黒子が声を揃えて言うと、高尾と黒子は互いに顔を合わせ


「何言ってんだよ、真ちゃんが一番可愛いんだよ」

「赤司くんが一番可愛いんです」
 言い合いを始める高尾と黒子に緑間と赤司はくだらない喧嘩だとは思いながらも、『可愛い』と言ってくれている恋人に嬉しく微笑していた。




 黄瀬は言い合いしている、黒子を見つめ黒子にも何とか眼鏡をかけて欲しいと考え、
赤司が言えば黒子はかけてくれるはずだと、黒子に似合いそうな眼鏡を意気揚々選び、赤司の側に行こうとした



 黒子は高尾と言い合いを続けながらも、横を通って赤司に話しかけようとする黄瀬を殴り倒し

 高尾は突然の事に驚いていたが、元帝光メンバーにとっては日常茶飯事な事だった。


「僕の赤司くんに近づかないで下さい。赤司くんが穢れますから……黄瀬くんのせいで手が痛いです」

 黒子は黄瀬に冷たい声で言い、手が痛いと手首を擦っていた。


「テツヤの手を痛めつけた罪は重いよ、涼太覚悟はいいね」

 赤司は黒子を気づかいながらも黄瀬に近くと


「ご、ゴメンっす黒子っちが手を傷めるとは思わなかったっす……俺はただ、黒子っちも眼鏡かけたら可愛いと思っただけっす」

 黄瀬は赤司に眼鏡を差し出し、赤司は眼鏡を受け取り
「テツヤにか?似合いそうだな…しかし、テツヤに邪な感情を抱いているのは気に入らないな」

 赤司は黄瀬にジリジリと近くと


「赤司くん!僕がいるのに黄瀬くんに近づかないで下さい妬きますから」


 赤司は黒子の一言で、黒子に眼鏡を渡し

「涼太が選んだのは気に入らないが、テツヤに似合うはずだテツヤも眼鏡かけてくれ」


「はい、でも黄瀬くんには見せたくないので行きましょう」

 黒子はニコッと笑い赤司の手を取り行ってしまった。


 そんな光景を見ていた、高尾と緑間も行くかと高尾に手を引かれ


「待つのだよ、眼鏡を替えないと全く見えないから返すのだよ」


「大丈夫だって、真ちゃんの手を離さないから」

 高尾はいつもの緑間の眼鏡を制服のポケットにしまい見えないと狼狽える緑間を可愛いと思いみていた。



 黄瀬は一人残され、黒子の眼鏡姿は見れなかったが


「やっぱり、黒子っちは可愛い上に優しいっすね。赤司っちから俺を助けてくれるなんて」

 黄瀬は黒子を赤司から、救うのだと決意を固くしていたのだった。


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