04/30の日記

11:07
戸惑い
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「呪文を唱えれば
 何かになれる
 簡単なことは
 たくさんある
 「そうだね」と
 小さく笑う
 その頬に
 誰が触れたの」
 
ある曲の歌詞の一部。
この部分。
俺の思い出と
凄く重なる。
 
親の虐待でできた
アザがまだ消えて
なかった高2の秋
初めて女の子と
付き合った。
 
その子も虐待を
小さい頃から受けてて
高校になってだいぶ
抵抗できるようには
なってたけど
でもお互い体の
あざが消えることは
まだなくて…
 
親に殴られて
泣きながら俺の
とこに逃げてきた
彼女を俺はただ
抱きしめてあげる
ことしかできなくて…
 
「なんで私たち
 親にこんなに
 痛み感じさせられなきゃ
 いけないんだろうね」って言う彼女に俺は
「そうだね
 何もしてないのに
 親の気分しだいで
 殴られる…
 これじゃあいつも
 心が痛いままだよね」って
言うしかできず…
 
ただ必死で抱きしめて…
 
そしたら彼女の手が
そっと俺の頬のあざに
触れて…
 
優しくなでてくれて
それまで優しさなんて
知らなかったから
彼女の優しさには
凄く戸惑ったな…
 
もちろん凄く
嬉しかった
 
だけど最初は
その優しさまでもが
怖かった
 
なにが言いたいのか
わかんなくなってきた

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