SITENHOJI

□過去拍手お礼文
8ページ/28ページ



財前光と忍足謙也の苦難



まだ朝練をするのには少し早い時間、四天宝寺中テニス部の部室でなにやら怪しげな影が二つ。




白石「財前、今の話ちゃんと守るんやで?」




財前「嫌ですわ。なして俺がそんな事せぇへんといけないんですか」




白石「そんなん…、
楽しいからやん(ニッコリ)」




財前「(うわっ…)ちゅーかそないな事小春先輩にでもやらせればええんちゃいます?」




白石「小春はノリノリでやるからあかん。やっぱり少しは恥じらいを持って貰わんと」




財前「恥じらいって…とりあえず俺は嫌ですわ」




白石「俺、財前が一番似合う思うんやけどな…(ちょっとシュン)」




財前「(えっ…いきなしなんやねん)」




白石「今日部活終わったらぜんざい奢ったるから、な?謙也が」




財前「(ぜんざい…!)じゃあ、そないに言うならやったりますわー」




白石「(やっぱりぜんざいを出せばちょろいんやな)ほな、よろしゅう」




白石はニッコリ笑うと部室を出ていった。




一方、部室に残された光は今日一日への不安とぜんざいが戦っていた。




財前「やりたくない…なして俺がんなことを…部長も映画に影響され過ぎなんちゃう」




 
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ