SITENHOJI
□過去拍手お礼文
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財前光と忍足謙也の苦難
まだ朝練をするのには少し早い時間、四天宝寺中テニス部の部室でなにやら怪しげな影が二つ。
白石「財前、今の話ちゃんと守るんやで?」
財前「嫌ですわ。なして俺がそんな事せぇへんといけないんですか」
白石「そんなん…、
楽しいからやん(ニッコリ)」
財前「(うわっ…)ちゅーかそないな事小春先輩にでもやらせればええんちゃいます?」
白石「小春はノリノリでやるからあかん。やっぱり少しは恥じらいを持って貰わんと」
財前「恥じらいって…とりあえず俺は嫌ですわ」
白石「俺、財前が一番似合う思うんやけどな…(ちょっとシュン)」
財前「(えっ…いきなしなんやねん)」
白石「今日部活終わったらぜんざい奢ったるから、な?謙也が」
財前「(ぜんざい…!)じゃあ、そないに言うならやったりますわー」
白石「(やっぱりぜんざいを出せばちょろいんやな)ほな、よろしゅう」
白石はニッコリ笑うと部室を出ていった。
一方、部室に残された光は今日一日への不安とぜんざいが戦っていた。
財前「やりたくない…なして俺がんなことを…部長も映画に影響され過ぎなんちゃう」