SITENHOJI

□過去拍手お礼文
2ページ/28ページ


バレンタインデー




今日はバレンタインデー




色んな場所がチョコまみれになる日。




今年は逆チョコが流行っとるらしいが、俺は関係あらへん。




貰うほうやし。




なのに、




なんで朝から先輩方に囲まれなきゃならないんや!!??





「財前。俺にチョコくれてもええんやで?」





「なして部長にやらなきゃならないんスか」




「光クン、俺もチョコ欲しか〜」




「あんたは橘っちゅー人に貰えばええんちゃう」




「光〜vVワテもチョコ欲しいわ〜vV」





「小春!!!浮気か!!俺今日は小春のためにチョコ作っt「うっさいわ一氏!!!少しは黙っとれんのか!!!!」




「小春先輩はユウジ先輩にでも貰っとき…」




「光ー!!!ワイも欲しいわぁ!!!」




「金太郎は今日夜、俺ん家に来ぃ。おかんがお前のためにチョコ用意しとるわ」




「ホンマ!!??やったぁ!!ワイごっつ嬉しいわぁ!!!」




「光!!!俺は!!??俺にチョコくれへんの…?」




「あんたは従兄弟の人から貰っとき」




「ひ、光〜((泣」




 




言い寄って来た先輩達にちゃんと断りを言うたのに
今度は俺を囲むだけじゃなく、ベタベタしてきよった。




「たまには部長を敬う事も大事やで?やからチョコくれてもええんちゃう?」





右肩に手を乗せてニッコリ微笑んでる白石部長。




「他の誰かやなく光クンからチョコ欲しか〜」




肩を組んできた千歳先輩。




「ワテもユウ君からやなくて光から欲しいわぁvV」




「なんでや小春!!??俺からのチョコじゃ足りひんのか??!!」





俺の手を掴んで目の前でくねくねしている小春先輩と、




その手をほどこうとしているユウジ先輩。





「みんな光からチョコもらうん!!??ワイも光からのチョコ食べたいわぁ!!!」




後ろから飛び付いてきた金太郎。




「ひ、光〜…パートナーの俺にはくれるやろ……?」




空いてる隙間から突っ込んできて俺に抱きついてきた謙也さん。




…暑苦しい。
ついでに息苦しい。




そんな俺にお構いなしに先輩方は今度は詰め寄ってきた。




「財前」




「光クン」




「光〜vV」




「小春〜((泣」




「光ー!!」




「光…」




「「「「チョコ欲しいわー」」」」




「……っ…あんたら…」




「「「…?」」」




次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ