SITENHOJI
□過去拍手お礼文
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バレンタインデー
今日はバレンタインデー
色んな場所がチョコまみれになる日。
今年は逆チョコが流行っとるらしいが、俺は関係あらへん。
貰うほうやし。
なのに、
なんで朝から先輩方に囲まれなきゃならないんや!!??
「財前。俺にチョコくれてもええんやで?」
「なして部長にやらなきゃならないんスか」
「光クン、俺もチョコ欲しか〜」
「あんたは橘っちゅー人に貰えばええんちゃう」
「光〜vVワテもチョコ欲しいわ〜vV」
「小春!!!浮気か!!俺今日は小春のためにチョコ作っt「うっさいわ一氏!!!少しは黙っとれんのか!!!!」
「小春先輩はユウジ先輩にでも貰っとき…」
「光ー!!!ワイも欲しいわぁ!!!」
「金太郎は今日夜、俺ん家に来ぃ。おかんがお前のためにチョコ用意しとるわ」
「ホンマ!!??やったぁ!!ワイごっつ嬉しいわぁ!!!」
「光!!!俺は!!??俺にチョコくれへんの…?」
「あんたは従兄弟の人から貰っとき」
「ひ、光〜((泣」
言い寄って来た先輩達にちゃんと断りを言うたのに
今度は俺を囲むだけじゃなく、ベタベタしてきよった。
「たまには部長を敬う事も大事やで?やからチョコくれてもええんちゃう?」
右肩に手を乗せてニッコリ微笑んでる白石部長。
「他の誰かやなく光クンからチョコ欲しか〜」
肩を組んできた千歳先輩。
「ワテもユウ君からやなくて光から欲しいわぁvV」
「なんでや小春!!??俺からのチョコじゃ足りひんのか??!!」
俺の手を掴んで目の前でくねくねしている小春先輩と、
その手をほどこうとしているユウジ先輩。
「みんな光からチョコもらうん!!??ワイも光からのチョコ食べたいわぁ!!!」
後ろから飛び付いてきた金太郎。
「ひ、光〜…パートナーの俺にはくれるやろ……?」
空いてる隙間から突っ込んできて俺に抱きついてきた謙也さん。
…暑苦しい。
ついでに息苦しい。
そんな俺にお構いなしに先輩方は今度は詰め寄ってきた。
「財前」
「光クン」
「光〜vV」
「小春〜((泣」
「光ー!!」
「光…」
「「「「チョコ欲しいわー」」」」
「……っ…あんたら…」
「「「…?」」」