蔵「ごっつ暇やなー…せやけど部活できひんしなー」
部員全員が集まって練習着にも着替え、さぁ練習をするぞと言うときに丁度よくパラパラ降ってきた雨。
今じゃ窓の外ではさっきのパラパラとは比較にならないくらいざーざー雨が降っている。
光「ほんま暇っすね。小降りのうちに帰っておけばよかったっすわ」
謙「せやなー…あ、傘持ってきてへん」
光「謙也さん使えへんわ」
さっき雨が降ってきた時に部員全員に今日の部活は中止だと伝えたために大半は帰ったのだが、
窓から外を眺めてた俺の後ろでぎゃーぎゃー騒いでる財前と謙也。
次の試合のために小道具作りをしてるユウジと小春。
次の委員会の話をしとる健二郎と千歳。
ついでに俺を含めればこの7人はまだ部室に残っていた。
(ちなみに金ちゃんと銀は雨が降ったせいでぎゃーぎゃー騒いでた金ちゃんを銀がどこかに連れてったから居らへん)
…さて、当分帰る気のないこいつらと何かをしようか。
(やって俺だけ一人やし。
そんなん寂しいやん)
適当にそこらへんに投げ捨ててあった白い紙を机の上に置いて自分のカバンから黒いペンを持ってきて、適当に線を引く。
こんな俺の姿を見て興味を持ったのかちょこちょこみんな集まってきた。
小「蔵リン何しはるん?」
蔵「んー、暇やしゲームでもしよかと思うてな」
光「なんのゲームっすか?」
謙「あ、わかった!王様ゲームやろ?」
ユ「これで王様ゲームなんできへんやろ」
千「わくわくするばい!」
健「なんや、俺胃が痛くなってきたわ…」
みんなで喋ってるうちにあみだが完成。
一番したに適当にアルファベッドを書いておく。
そしてあらかじめ横に残しておいた空白に適当に文章を書いていく。
それを周りが読み上げていく。
小「CとGがポッキーゲーム?」
ユ「AがDにさッッッむいギャグをかますぅ?」
謙「FとBが愛の追いかけっこ(海辺的な)?…このかっこいらんやろ」
光「DがEにおねだり?……ぜんざい…」
健「AとCが腕相撲!勝者は!?……腕相撲か……」
蔵「…ほな、説明しとくわ。これからこのあみだに各自好きなとこに名前書いてや。それからあみだやって自分のアルファベットがわかったら横に書かれた文章通りのことをやってもらうっちゃー感じなんやけど。ま、やってみなわからんしとりあえず名前書きやー」