SITENHOJI
□ブレザーと機関銃
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風になびく髪、
あきらかに違う学校のブレザー、
そして、機関銃…?
ブレザーと機関銃
平日の放課後。
もうレギュラー陣はだいたい揃っているのにめずらしく白石だけまだ来ていない。
小石「白石遅いな」
千歳「白石が心配と?」
小石「あぁ。いつもなら最初に来とるのにまだ来てへんし、何かあったんかもしれへんな…」
財前「副部長ー、そないに心配せえへんでも大丈夫っすよー」
小石「光、なんか知っとるん?」
財前「いや、知らへんです」
俺は一つため息をついて頭を抱えそうになったが、謙也が何かを思い出したのか、そーいえば、と話し始めた。
謙也「白石なら6限から保健室行っとったで?」
小石「それほんま?」
謙也「せやでー!保健室の先生に呼び出されたまま帰って来いへんかったわ」
なにやっとるんやろな、と言いながら頭を傾げた謙也の後ろから小春とユウジが現れてとんでもないことを言った。
小春「もしかしたら今頃保健室で食べられてたりすんじゃないー?vVね、ユウ君vV」
一氏「せやなーvV小春ーvV」
遠山「保健室でなんか食うてるん!?ワイ行ってきてもええ!?」
小春「あらんvVそれはだめよ、金太郎さんvV」
遠山「えー!?だめなん!?白石だけずるいわぁ!ワイも行ーきーたーいー!!」
石田「金太郎はん…わしと一緒にたこ焼き食べに行きましょか」
遠山「ほんまに!?ワイ行く!」
石田「ほな、行ってきますわ」
そういうと、銀と金太郎はそそくさと部室から出ていった。
あぁ、銀にはいつも金太郎の世話ばっかりして貰って悪いな…
今度お礼せなあかんな。
小石「……はぁ…」
俺は本日二回目のため息をついた。そんな時
バァン!
誰かが思いっきり扉をあけて部室に入ってきた。