お題小説部屋
□犬と暮らした少年
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俺の中に住む「獣」・・・。
俺と共に一生を過ごすだろう「獣」・・・・。
ねえ・・・・・
どうして君は・・・・
オレヲエランダ？
「―――る・・・・。梵天丸・・・・。」
昔むかしの伝説・・・神話・・・。
ある所に、一人の少年が居た。
少年は、幼い頃に両親を亡くし、身寄りもなく、独りで暮らしていた。
それは、とてもとても寂しい事だったろう・・・。
そこで
少年は
森を友達とした。
木を
水を
炎を
風を
音を
すべての自然を友達とした。
自然と、寂しくなくなっていた。
だが、少年は禁を犯した。
決して人間が足を踏み入れてはならない、神聖な湖で遊んでしまったのだ。
友達だった自然は、忽ち豹変し、少年に襲い掛かった。
少年の、息は止まった。
だが、そこに通りかかったのが、地獄の獣・・・・。
名を、ケルベロスと言った。
不運な少年は、ケルベロスに魅入られ、ケルベロスの魂を宿らせた。
よって少年は
人間の姿をした
獣へと化してしまった
永遠の苦しみを味わいながら・・・・・。