オリジ小説&100Q
□桃生様キリリク
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リュウバ「アルフォンスさーん、早く〜。」
アル「あ、待って〜。」
リュウバの家(正確には屋敷か)の廊下を走る二人。
そして、リュウバの部屋につく。
リュウバ「実は、お願いがあるんですた。」
アル「え、何!?」
リュウバがおぼんを持ってくる。
おぼんには何かの破片がのっている。
アル「何、これ。」
リュウバ「実は、昨日机の上整理をしてたですた。そしたら腕が当たっちゃって…。これは母上が誕生日にくれた手作り花瓶なのですた。だから、だから…。うわあーん!」
意気なり泣き出すリュウバ。
アル「錬金術で、なおしてほしいんだね。」
リュウバはうなずき、話を続ける。
リュウバ「エドワードさんでもできるですたけど、あれじゃ…。」
窓を見る。
庭でジュンが遊ぼう(コイツの場合は殺しあい)と言ってエドの腕をはなさず、エドが必死に嫌だと言ってはなそうとしていた。
リュウバ「ダメですたか?」
涙目でみつめるリュウバ。
アル「いいよ。これくらいなら。じゃあ、僕からはなれてね。」
リュウバの顔が笑顔になっていく。
リュウバ「はいですた!」
部屋のすみっこに行くリュウバ。
アル「それじゃいくよ〜。えいっ!」
あたりに光が満ち、消えた瞬間花瓶はもとの姿になっていた。
リュウバ「うわあーい!ありがとうアルフォンスさん!」
リュウバがアルに飛び付く。
アル「うわあ、ちょっとちょっと〜。あ、もう割らないようにね。」
リュウバ「了解ですた!」
嬉し涙を流しながら喜ぶリュウバを見て、アルは親子の絆はすごいなとかんじたのだった。
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