オリジ小説&100Q
□愁様キリリク
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エド「なんでオレ達が行かなきゃなんねーんだよ!」
アル「まあまあ、兄さん。パールホスさん、お城の案内してね。」
ヒュリ・パールホス「はい。わかりました。」
軍の命令で、ある王国に行くことになったエルリック兄弟。と、大佐。
とりあえず、2人の王子のどちらかが本当の王子なのか調べろのこと。
しかし、その一行に、1人の男が監視していた。
???「アイツらを倒して、いや洗脳してオレ様がここを支配してやる…。クク…。」
ヒュリ「ここです。」
アル「うわあ、すごいお城!」
ロイ「王子は2人とも夜にならないと城に来ないらしい。」
ヒュリ「しばらくお待ちを…。」
と、ヒュリが城に入り、いなくなった瞬間!
べちゃべちゃ!
エドとアルの顔(アルは鎧)に泥がつく。
さきを見ると1人の少年がいた。
ジュン・ハリクテロイヤー「はははっ!おもしれえ顔!」
エド「んなにー!」
エドが追い掛けると、ジュン・ハリクテロイヤーは逃げる(当たり前)。
アル「あ、兄さん!」
アルは追い掛けていく。
ヒュリ「ジュン・ハリクテロイヤーですか。」
ロイ「知っているのかい?」
ヒュリ「王子の1人で、いじめっこです。」
ロイ「ほお…。」
ー○ー●ー○ー
エド「待てー!」
ジュン「誰が待つかよ!」
エド「だりゃー!壁錬成!」
ジュンの目の前に、壁ができる。
しかし…。
ジュン「錬金術師か!ダークボール!」
ジュンの手に黒い球体ができる。
どこーん
壁に穴があく。
エド「ば、バカな!」
アル「兄さんの壁が壊されるなんて!」
ヒュリ「彼はカシュゴットですから。それと強度不足。今回は後者です。」
ロイ「なんだ?そのカシュゴットとは。」
ヒュリ「カシュゴットは人間として産まれて来たが、あるショックなどで人間じゃなくなった者です。カシュゴットに練金術は効きません。」
エド「だからか…。」
アル「ホムンクルスとの見分けかたは?」
ヒュリ「…なんですか、それ。」
アル「あ、知らないんならいいよ。」
ヒュリは少し首をひねったが、気にしないことにしたらしくエドとアルにタオルを渡す。
ヒュリ「……………。」
ロイ「顔を拭け、らしい。」
エドとアル(アルは鎧)は思い出したような顔になり、即座にその泥まみれの顔を拭いた。