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□寂しがりうさぎ
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今日は昼休みに栄口が俺のクラスに来る日だ!

俺はにこにこしながら大好きな栄口を待った。

「にこにこしてんじゃねぇーよクソレ、うぜぇぞ」

阿部がそんな俺を見て睨む。

「生まれつきこんな顔なんですぅー」

俺は阿部にあっかんべーをした。

だけど阿部は俺の事なんて無視。

自分の言いたい事だけ言って花井と喋ってた。

文貴泣いちゃうッ!机に突っ伏した。

だけど俺の愛しの栄口の声に勢い良く顔を上げた。

「ごめーん。遅れたー」

パタパタと可愛く走りながらクラスに入って来る。

「さかえ「遅せぇぞ栄口!」

俺が栄口を呼ぼうとしたらわざとなのか(いや絶対わざとだ)阿部が遮った。

「ごめんごめん、友達に捕まってて」

栄口が罰が悪そうに笑って俺の隣りに用意していたいすに座った。

「いつもありがと水谷。ってどうしたの?」

栄口が俺を心配そうに覗き込んだ。

「さかえぐちッ!構って〜」

抱きつこうとしたら阿部に襟元を引っ張られ、阿部が栄口の隣りに座った。

あー!俺の特等席ッッ!!

「邪魔だクソレ。あっちに行ってろ」

「ひど!そんな扱いしないでよ!」

俺は栄口の後ろに隠れながら言った。

「おーい、お前ら。ミーティング始めたいんだけど」

花井が少し呆れた声で先を促した。

それからみんな俺なんか無視でミーティングを始めた。

寂しくなって栄口にいすごと後ろから抱きついて首に頭を埋めた。

「ちょ、水谷!くすぐったいって」

「さかえぐちぃ〜。寂しいよ〜。うさぎって寂しかったら死んじゃうんだよ?」

「はぁ?お前うさぎじゃないじゃん」

「じゃあ今からなるー」

俺はぐりぐりと頭を首に押し当てた。

「ならあっちで孤独死してろ」

阿部のバカ!!阿部なんて大嫌い!!

なんて言葉には出しませんよ?出したら死を意味するからね。

「水谷?終わったら構ってやるから。もうちょっと待って、ね?」

優しい栄口の声。

「うん!」

俺は簡単に引き下がった。

あの優しい声はいつもしょうがないなーって何でも許してくれる。

早く終わらないかな! 

終わったらすぐにぎゅって抱きしめてキスをしよう!!

俺寂しくても、栄口のご褒美があれば生きていけるな〜と思った今日この頃でした。

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すみませんッ!!(ジャンピング土下座)急遽内容を変えることになってばたばた作ったんですけどマジ意味わかんねー!クレーム窓口全開にして待機してるんで文句あったら書き込んでください(´д⊂)

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