書物A

□一回目のプロポーズ
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「っちぁあああっ!!」

「ぐはっ……」

こんな所で私の運命は終わってしまうのか
無念だ


「あっ、やべぇ、手加減するの忘れてた…。ちょっと孫権様しっかりして下さい!!」


これは夢なんだとそう思うしかないだろう
凌統からの強烈な一撃を貰い
気絶したのは――

夢であって欲しかった


「ハッ…ここはどこだ!?」

「良かった……孫権様大丈夫ですか?」


見慣れない天井
孫権は自分のいる場所がどこだか分からなかった
そして目を覚ました孫権に気付いた凌統が顔を覗き込む


孫権は凌統の顔を見て
殴られた理由を思い出し
顔が赤くなる

「りょ…凌統……///」

「もう一発殴られたいかい?」


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