08/30の日記

19:36
完全私ごと
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見れた人らっきー
気にせんといて

二人は勢いにのって、ヒギンズの母親がボックスを持っているアスコット競馬場へ乗り込む。しかし、イライザは上品な話し方は身に着いていたが、中身は下品な花売り娘のままだったため、社交界は散々なものになった。イライザの言動のせいでたくさん恥をかいて、「人間でお人形遊びをしている」と親にまで言われたため、ヒギンズはリベンジに燃えて自宅へと帰った。
しかし、ボックスでイライザと同席した貧乏貴族の息子であるフレディ・アインスフォード=ヒルは、ヒギンズの家まで彼女を追いかけ、彼女に会えるまで玄関の前で待ち続ける決意したのだった
6週間後。特訓の末、トランシルバニア大使館の舞踏会でのイライザの再デビューの日がやって来た。ヒギンズやピッカリングに心配されたが、イライザはトランシルバニア皇太子からダンスの相手に指名された。ハンガリー舞踏会から帰宅し、ヒギンズとピッカリングは互いの健闘をたたえあう。しかしその2人の横で、イライザは静かに唇を噛み締めていた。ヒギンズは、彼女を人間として扱ってはくれなかった。
イライザは一人きりになった実験室で泣いた。しかし、スリッパを取りにヒギンズが戻ってきてしまい、イライザはヒギンズにスリッパを投げつけ、それをきっかけに大ゲンカが始まる。しかしヒギンズは原因がわからない。「この家に自分の居場所はない」と感じてしまったイライザは、こっそり家を出て行った。
外に出たイライザは、待っていたフレディと一緒に故郷コヴェント・ガーデンの青物市場へ向かった。しかし、昔の花売り仲間たちは、レディとなったイライザに気づくことはなかった。絶望するイライザの前にモーニングを着た父親現れた。話を聞くと、ヒギンズがアメリカの投資家に出した手紙のせいで、彼は投資家の遺産相続人となり、年4,000ポンドの金を受け取ることになってしまった上、翌朝には愛人との結婚式まで控えているという。それでも彼は「イライザを引き取ることは出来ない」と言い張る。そしてイライザに「お前なら一人でもやっていける」と言った。
翌朝、イライザがいないことに気づいたヒギンズは、彼女に秘書の仕事もさせていたので、スケジュールがわからなくなってしまった。イライザはヒギンズの母親の家に逃げ込んでいた。が、2人が話し込んでいるところに、ヒギンズが怒鳴り込んでくる。ヒギンズの母はわざと、息子をイライザと2人きりにした。イライザはヒギンズに「あなたのことは好きだが、人間として扱ってくれない以上、もう一緒にはいられない」と告白する。しかしヒギンズは、ますますへそを曲げる。結局イライザはヒギンズの前から再び姿を消し、ヒギンズは母親にイライザを散々馬鹿にすることを言ってから家へ帰った。
しかし、ヒギンズは、イライザのことをいつの間にか好きになっていたことに気づいた。しかし、彼にとって女は一人前の人間ではなかったため、イライザを拒否した。それでもなお、彼女の面影は頭の中から離れなかった。
帰宅したヒギンズは、録音してあったイライザの声を流しながら研究室の椅子で思いふけった。
突然再生が止まり、聞きなれた声がこう言った。「手も顔もちゃんと洗ってきたんだよ」。
ヒギンズは応えた。「エリザ、私のスリッパはどこ?」
エリザは泣きたかった。彼女はそれほど彼のことを理解していた。

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