風吹きぬける大地W

□友人への近道
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話し合いの結果、2匹ずつ使用のダブルバトル一本勝負になった。
審判はグリーンが務め、ブルー、イエロー、ミレイは観戦することになる。

「カントーだから安心だが、フェアに頼むぜ」
「当たり前!」

レッドはダブルバトルの経験は少ない。
だが、オーレのレベルを知りたいと言ってダブルバトルになった。

「レッドさん…大丈夫でしょうか」
「平気よ、あのレッドだもの。むしろレオの力量はさっぱり読めないわ。強いんでしょうけど」

ブルーはイエローを励まし、ミレイを見た。

「ミレイから見て、レオの力量ってどんな感じ?」
「…ダブルバトルでは敵なし、って感じかなぁ。しかも珍しく本気の目をしてるし」

レオは笑ってはいるが目は鋭くレッドを観察している。
シャドーの幹部達と対峙していた時のそれと同じだ。

「録画して売ったら高値がつきそうね」
「売らないでよ!」

ミレイの慌てっぷりにブルーはウインクで「冗談よ」と応じる。

「あ、始まるみたいです!」

イエローの言葉でフィールドを見ると、レオとレッドは使用ポケモンを選び終わったらしい。

「改めて自己紹介な!オレはマサラタウンのレッド!」
「オーレのレオだ」
「試合開始!」

グリーンの宣言で2人はボールを放った。

「行け!!ニョロ!フッシー!」
「シャムス、クァマル頼んだ!!」









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