風吹きぬける大地W
□友人への近道
3ページ/4ページ
話し合いの結果、2匹ずつ使用のダブルバトル一本勝負になった。
審判はグリーンが務め、ブルー、イエロー、ミレイは観戦することになる。
「カントーだから安心だが、フェアに頼むぜ」
「当たり前!」
レッドはダブルバトルの経験は少ない。
だが、オーレのレベルを知りたいと言ってダブルバトルになった。
「レッドさん…大丈夫でしょうか」
「平気よ、あのレッドだもの。むしろレオの力量はさっぱり読めないわ。強いんでしょうけど」
ブルーはイエローを励まし、ミレイを見た。
「ミレイから見て、レオの力量ってどんな感じ?」
「…ダブルバトルでは敵なし、って感じかなぁ。しかも珍しく本気の目をしてるし」
レオは笑ってはいるが目は鋭くレッドを観察している。
シャドーの幹部達と対峙していた時のそれと同じだ。
「録画して売ったら高値がつきそうね」
「売らないでよ!」
ミレイの慌てっぷりにブルーはウインクで「冗談よ」と応じる。
「あ、始まるみたいです!」
イエローの言葉でフィールドを見ると、レオとレッドは使用ポケモンを選び終わったらしい。
「改めて自己紹介な!オレはマサラタウンのレッド!」
「オーレのレオだ」
「試合開始!」
グリーンの宣言で2人はボールを放った。
「行け!!ニョロ!フッシー!」
「シャムス、クァマル頼んだ!!」
.