救済と撲滅
□ZERO
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「……お前ら、デストラクトコードの存在を信じるか?」
「デストラクトコードぉ?」
「ただの言い伝えだろ?それがどうしたってんだよ」
「頭がイカレちまってんのか?」
その反応にキリエは嘆息した。
「……信じてたら見逃したんだけどな……」
「ぁあ!?見逃してやるのはこっちだろ!」
「生意気な人間め!」
それぞれがサーベルを持って襲い掛かってきた。
その獣人達を一瞥し、キリエは獣人達の間を抜ける。
獣人達は固まり、直後砂になって崩れていった。
キリエは左目を押さえ、2度と振り返らなかった。
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