救済と撲滅

□拍手置き場
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「フンフフ〜ン」

鼻歌混じりに料理をするキリエ。

「ご機嫌ね、キリエ」

「ご飯が楽しみだクマ」

「なあキリエ、どうしたんだ?」

気になってアガンが聞いた。

「あのね、珍しい食材が手に入ったんだ。今日は栗ご飯だよ〜」

「?」

「??」

「栗ご飯?」

疑問符を浮かべるメンバー達。

「栗ご飯ですか……?」

「リ・ア、知ってるのですか?」

「はい。栗とライスを混ぜた食べ物ですけど……私も食べた事ありませんが」

「さっすがキリエ。物知りだな〜」

「今ではパンが主食だからね、ライス自体食べる人が減ってるから自然と栗ご飯も食べられないからね……」

ふとキリエは遠い目をした。

「そういえばキリエ、その栗ご飯っていうの、いつ知ったの?」

「……いつだったかなぁ?」

首を傾げるキリエ。

「とにかく、おいしければいいクマ」

「……そういえばクマは栗などの穀物類を好んで食べるそうですね」

「オレはクマじゃないクマ!」

「うん、オチも着いたね」





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