バトルしようぜ!

□休日の過ごし方
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クレインが宿泊しているホテルに来訪者が来た。

「……ふぅん、そんな事を」

「うん、リュウト君ならお母さんの研究を手伝ってたりもしたし、適任だと思ったんだよ」

「他には?」

「オダマキ博士の娘さんって人と、後中学2年女子生徒と中学1年の男子生徒だね。クリスタルとエメラルドっていうんだけど……」

「……へぇ」

「知ってる?」

「ああ。目ぼしい人材は覚えておくに越したことはない」

「さすが。……本当はマサも誘いたかったんだけどね……」

「……要努力だな」

1年先輩のマサは、バトルの腕はかなりのものだが筆記試験が苦手なのだ。

頭で考えるよりも体で動く方を得意としている。

大得意の社会と古典で苦手な理数系をカバーしているため落第を免れているのが現状だ。

「レオ、マサを特訓したらどうなる?」

「あいつが俺に大人しく教わるか?」

仮にも年上をあいつ呼ばわり。

だがクレインもそれを咎めない。

「……それよりも、だ」

レオの目が厳しくなる。

「ああ、持って来たよ」


クレインが示したのは厳重に封された箱だった。





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