バトルしようぜ!

□こんな日常
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ポケモントレーナーズスクール。

略してPTS。


今日も学校の片隅では轟音がした。







メールの時代になってもこの学校では今だ手紙が流行している。

尤もその内容の大半は「果たし状」だが。



「勝者、レッド!」

臨時の審判を務めていたグリーンが宣言する。

「よっしゃ!よくやった!」

「くっそ〜」

悔しがっているのはレッドより1つ年下の少年、リュウト。

「惜しかったわね」

「あのレッド先輩が追い詰められたもんな」

思わぬ伏兵がいたものだ。

リュウトは中三の中では間違いなくトップクラス。

だがその上の学年のレッドや、下のゴールドの名前で霞んでしまうのだ。

だが、今のバトルを見る限りではそのゴールドと並ぶかもしれない。

「リュウト、ねぇ……。オーレ地方出身。あら、母親が研究者なのね」

パソコンをしているブルーだが、どうやらリュウトの個人情報を引き出していたらしい。

もちろん一生徒にそんな権限があるわけではないので違法なのだろう。






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