【過去から今へ     〜約束の言葉…】

□第6話「優美と春枝」
1ページ/7ページ

私は今、昨日の約束通り
司くんの家の前に
来ている…

私が司くんの家に
行きたいと言ったのには
訳がある。

まあ、司くんの部屋を
見てみたいっていうのも
嘘ではないんだけど

本当の理由は…
ある人に会うためだ…


ピンポーン


母上「はーい
あら?司のお友達?」


優美「お久しぶりです…
春枝先生


そう、この人…
司くんの母であり
私のあの頃の
相談相手だった、
春枝先生…

まあ、相談なんていっても小学一年生の悩みだから
たいしたことない
子供じみた事だけど…


春枝(母上)「まさか…
優美ちゃん
本当に久しぶりね〜
でも、よく私の事
覚えていたわね〜
あんなに小さかったのに…」


優美「いえ、忘れませんよあの約二ヶ月の事は、
何一つ…」


優美「あっ、そうだ!
後で久しぶりに
相談にのってもらっても
いいですか?」


春枝「もちろん♪
優美ちゃんの
頼みは断れないわよ


優美「ありがとうございます


そんな事を春枝先生と
話していると、
奥から司くんが出てきた。


司「あれ?玄関から
話し声がすると思ったら
藍沢、来てたんだ?」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ