アレリナnovel
□だから好き!
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科学班のお手伝いが終わった私はアレンくんの部屋に来ていた
アレンくんはイスに座り、なんだか難しそうな本を読み
私はそんな彼を、ただぼんやりと見つめていた
「・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・っ」
アレンくんはページをめくっていた手をとめ、本をパタリと閉じ、机に置く
「あれ?アレンくんもう読んだの?」
「リナリー、そんなに見つめられてゆっくり本が読める訳ないでしょ?」
呆れ気味に私の問いに答える彼、でもなんか悔しくて
「だって、アレンくんの顔見ているだけで幸せなんだもん」
「――――っ//////」
あ、顔真っ赤
そんな初々しい彼の反応を楽しんでいると・・・
不意に、彼が私を抱きしめてきた
「リナリー、可愛すぎです・・・/////」
息を吸い込めば、彼の暖かな香りが伝わってくる
「ふふっ・・・////アレンくん、あったかーい/////」」
そう言って、彼の胸に顔を埋める
「あの・・・リナリー・・・////」
「ん?」
彼は私の方を掴み、少し距離を開ける
「えっ・・・と、その・・・////」
「?」
「デート・・・・しませんか?/////」
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