アレリナnovel
□僕はいつだって・・・
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夜の10時 いつもの様に鍛練を終えたアレンは汗を流そうと教団の風呂に来ていた。
「ハァ・・・今日はちょっと頑張りすぎたかな」
リボンタイをはずし、服を脱ぐ
一見細見だが、その体は無駄のない筋肉で覆われていた。
日頃、彼が懸命に己を鍛えている証拠だろう。
服を脱ぎ、風呂場の入口を開けると、そこには日本風の岩風呂が広がっていた。
広さもなかなかで、何十人も入れるようになっている。
しかし今は夜中ということもあってか誰もおらず、アレンの貸し切り状態だった。
(ザパァン)
「ハァ・・・やっぱり鍛練の後のお風呂は格別だなぁ・・・」
そんな事を言いながら汗を流す。
女湯との壁に背中を預けて体を楽にする。
この風呂の男湯と女湯は当然の如く壁で分かれているが、ロビーの方はつながった形になっている。
しかしカワイイ妹を守るためにあるマッドサイエンティストが騒ぎを起こしたのは記憶に新しい。
妥協した変わりに女湯が超豪華になったのも・・・
「あの時はコムイさん 大変だったからなぁ・・・」
そんなことを言いながらフッと空を仰ぐと・・・
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