いきなり近付いてきたかと思えばこいつはわたしのおなかの脂肪を堂々とつまんできた
ぷにっ
そして一言、
「ちいと太ったんじゃねえか?」
ぱちん!!!
「痛ァ!!!」
「うるさい!寄るな近付くな触るなつまむな変態!」
腹が立って思いきり叩いたゴエモンのほっぺたに赤くわたしの手形がついた
そのほっぺたを痛そうに手でおさえるゴエモン。当たり前だ、痛くしたんだから。
「そんなに怒るか…?」
「気にしてるんです!」
「ちょっくらぽっちゃりしてるほうが可愛い…」
「うるさい!もうしらない!」
ふんっと顔をそらして腕を組んでなんとも言えないうめき声をあげた
ちょっとだけ気になって、自分のおなかの脂肪をつまんでみる
ぷにっ
確かに太りました。
でも、ゴエモンだってほっぺたとかちょっとだけぽっちゃりしてるじゃないか!
ばか!
ぼけ!
ぽっちゃり!
「、ぎゃ!」
心の中で悪口ばっか叫んでたら、後ろからゴエモンの腕がするすると伸びてきて、わたしのおなかのあたりをさわってきた
しかもわたしの耳元で喋るからなんとも言えない気持ちでいっぱいで目をぎゅっとつぶる
「な」
「…」
「やっぱりな」
「…」
「ぽっちゃりしてるほうが抱きしめたときやわらけぇから気持ちい…」
ぱちん!!!
「痛ァ!!!」
「変態!」
「ほめたのによ…」
ゴエモンの左右のほっぺたがわたしの手形で赤くなった。
最初はサスケで書いてたんですがサスケにビンタするのはあまりにも可哀想だったのでゴエモンに変更しました。