パラレル文。
□君の体温
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「ごほっごほっ……はぁっはぁ…」
──ピピッピピッ
「…………38度6分…」
体温計を見て、はぁ…と溜め息を吐くゾロ。
「今日、海行こうって言ったのに…ごめんな…?ごほっげほっあ゛ーっιだりぃ…ι」
自分の頬に触れながら謝るサンジの手を掴んで、風邪ひいちまったんだから仕方ねぇよ…と言うゾロ。
「なぁ…夏風邪は馬鹿がひくらしいぞ……?」
「………なんでテメェがいんだよ!サΣげほっごほっげほんっι」
文句を言おうとして大声を出したサンジは、咳込んでしまった。
「なんでって…車運転すんの俺だろう……風邪をひいて咳込むのは勝手だが、ゾロに伝染すなよ…」
貴様と違い繊細なんだぞ…とゾロの肩を抱きながら話すサガ。
「うるせぇな……言われなくても伝染さねぇよ…げほっ……それより俺のゾロから離れろ。そして帰れ」
「…………………」
「テメェ…聞いてんのかっごほっげほっげほっ」
サンジを見た後、ゾロを見たサガは無言でゾロを抱き締めた。
「っ!!!?////////ι」
「Σあ゛ーーーーー!!!げほっげほっごほっおえっがはっι」
「うるさい、キタナい。」
ゾロを抱き締めたまま、文句を言うサガ。
「テメッのせいだろが……げほっごほっ」