パラレル文。
□幸福宿 ★
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「…俺の方こそ…ありがとうな……」
そう言い、サンジはゾロの唇に自分の唇を重ねた。
触れ合うだけの口付けは深いものに変わっていった。
「ん、ふぁ…////」
濡れた瞳で上目遣いをしてくるゾロにサンジは欲情していた。
「ゾロ……今すぐお前が欲しい…」
耳元で甘く囁くと、ゾロはピクンッと反応を返す。
「でも……誰か入って来ちまったら…////」
「大丈夫…貸し切りだから誰も入ってこねぇよ………なぁ…駄目か?」
「拒否権なんかねぇくせに…////」
「ん?」
小さく小さく呟いて、ゾロはサンジの首に腕を回した。
「万年発情期…」
「くす…っゾロにだけだよ?」
「当たり前…////」
笑い合いまた深く口付けを交わす。
「ぁふ…んぅ…////」
「ん…ゾロはキスするの好きだな……」
「……キスするのが好きなんじゃなくて、サンジとするキスが好きなの…」
臆面もなく言ってのけるゾロにサンジは耳まで真っ赤にさせ、テメェには勝てねぇわ…と呟いた。
何のことだか判らないゾロは小首を傾げた。
「滅茶苦茶に愛してやるから覚悟しやがれ」
それだけ言うと、ゾロの首筋に紅い華を散らしていく。ゾロは、その度に短い喘ぎを洩らす。
サンジは、ニヤリと笑いゾロの胸の勃起を触りゾロを煽る。
「ぁ…んっひゃぅ…っサ…サン、ジぃ…////」