パラレル文。

□幸福宿 ★
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「今度そういう事言ったら温泉の湯をテメェの血で赤く染めるからなっ」

「………っラジャー…ι」

サンジは、黙ってゾロの躯を洗い終え、自分の躯を洗う。
躯を洗い終わった二人は、ゆっくりと温泉につかる。

「ふぅ〜vVvV気持ち良いぃvV」

「あぁ、本当だな♪」

サンジは、手を伸ばして届くか届かないかの微妙な距離にいるゾロを見ながら微笑んだ。
自分を見ながら微笑んでいるサンジをゾロは、じ…っと見ると、ゆっくりとサンジの隣に行き腕に自分の腕を回し、肩に頭を乗せた。

「ぞ、ゾロ?////ι」

ゾロの行動に驚いているサンジ。
ゾロはサンジを見上げて、温泉に入っているせいか頬をほんのり紅く染め、微笑んだ。

「ありがとうな」

「へ?あ、いや別に礼なんかいらねぇよ。新婚旅行したかったのは俺の方だし…」

笑むサンジに、ゾロは首を横に振る。

「それだけじゃない…俺の事を好きになってくれて…俺を選んでくれて……ありがとう…////」

照れながら喋るゾロに、サンジは眼の奥が熱くなるのを感じた。


あぁ…コイツは…どうして俺が欲しいと思っている以上の言葉を俺にくれるんだろう………なんて愛しい人…なのだろう………


「??サンジ…??」

不思議そうに自分を見つめるゾロの頭を愛おしく撫でるサンジ。
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