パラレル文。
□幸福宿 ★
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「何が不安?何が…嫌?」
「サンジが俺以外に触るのが嫌だ…俺以外がサンジに触るのも嫌……」
「うん」
「どう足掻いても俺は女になれねぇから……やっぱり女の方が良かった…とか言われんじゃねぇかなって不安なんだよ……」
サンジの背中に回した腕に力を込めるゾロ。
サンジは、優しく愛しげにゾロの頭を撫でた。
「俺…、思ってた以上に愛されてんだな……」
「………」
「俺がレディに必要以上に触ったり、話かけちまうのは癖って言うか…習慣と言うか……まぁ、ゾロの言う通り恋愛感情とかは全く無い……それに……」
サンジがゾロの頬に触ると、ゾロはゆっくりと顔を上げて上目遣いでサンジを見つめる。
「俺は、ロロノア・ゾロを愛したんだよ………どんなレディよりも傍に居たいと思って……初めて本気になった………女だとか男だとか関係ねぇよ…俺は一生ゾロを手放さない…って何度も言ってるだろ……」
触れるだけの口付けを交わして、サンジはにっこりと笑った。
「不安は無くなったかな?可愛い俺の奥さんvV」
「ん…////まぁ…な…////」
耳まで真っ赤にして答えるゾロ。サンジは頭にキスをした。
「不安になったら…また言えよ?どれだけ俺がゾロの事を愛しちゃってるか教えてやるからさvV」
「もう当分いらねぇ////ιΣ!!!?」
サンジは、照れるゾロをお姫様抱っこで抱き上げた。