パラレル文。

□可愛い君、恋する俺。
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ここは、とある高校。今年、目立つ二人が入学してきた。
一人は『サンジ』という名の男。金髪でブルーアイズ、綺麗な容姿で同学年の女子はもちろんの事、上級生の女子からもスグに人気が出た。
もう一人は『ロロノア・ゾロ』という名の男。珍しい緑色の髪に深紅の瞳でサンジ同様、綺麗な容姿だが、いつも仏頂面で入学してスグに喧嘩を売ってきた先輩数人を返り討ちにしたという噂がたち、誰も近付かない。しかし、実は異性からも同性からも人気らしい。

「って事で、この学校で1、2位を争う人気者のサンジ君、もう一人の人気者の事…気にならない??」

自分の机の前に座って問うナミに笑顔で答えるサンジ。

「別に野郎なんか気になりませんよ〜vV俺はナミさんの事が好きですからっ」

「ん〜残念ながら、私には彼氏がいるしサンジ君は興味がないの」

きっぱり言うナミに、はっきり言うナミさんも素敵だーっvVとハートを飛ばす。

「ねぇサンジ君、ゾロに会ってみる気はない??」

「…野郎には別に会いたくないですが、ナミさんの頼みなら会いますよ」

サンジは、にっこりと優しい笑顔で答えた。

「ありがと♪じゃぁ昼休みに屋上でね」

笑顔で手を振って教室を出て行くナミに、笑顔で手を振り返すサンジ。
ナミがいなくなり、サンジの周りに女の子が集まった。

「サンジ君、ゾロ君に会った事ないの?」
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