パラレル文。
□嫌い…
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今日は仕事も休みで、珍しくゾロが朝から起きている。
何処かに出掛けても良かったのだが昨夜、頑張りすぎたから家の中でのんびりする事にした。
「そろそろ昼飯にするか?」
「まだいらねぇ…」
12時過ぎくらいから同じ質問をして同じ返事が返ってきてる。
俺は、一日中ずっと一緒に居られるんだからラブラブしたいんだけど、ゾロは俺と少し離れて座っている。隣に行こうと近付いても近付いた距離だけまた離れる(泣)俺…何かしたかなぁ……
「なぁ腹減らねぇのか?」
「まだいらね…」
また同じ質問をすると、同じ答え返って来た。が…、
───ぐぅぅう〜…
ゾロの腹が鳴った。
「………////ι」
「くすっ腹減ってんじゃねぇかよ…」
我慢しなくたって作ってやるのに…変な奴(笑)
俺は、よしよしっとゾロの頭を撫でてキッチンへ昼飯を作りに行った。
10分程で昼飯を作るとゾロに持って行ってやる。
「ほらよ。」
「ん…」
素直に受け取るゾロ。だが、すぐにテーブルの上に置いた。
「どうした?食いたくないのか?」
「……………」
俺の顔を見ずに俯いている。…………俺、朝から一度もゾロと眼を合わせてねぇ…。
「なぁゾロ、俺が何かしたか?」
問いかけると、今まで俯いていたゾロが俺を見つめて言った。