パラレル文。
□幸せなバレンタイン ★
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「じゃ…いってきます」
「いってらっしゃい」
玄関先で朝から和やかなのはサンジとゾロ。
去年の6月に結婚した新婚さんなのだ。
「ゾロ〜?」
「ん??」
小首を傾げるゾロを見て、可愛いなぁ…と思いながら、自分の唇に指をあてた。
「いってらっしゃいのキスは?」
にっと笑うサンジ。ゾロは顔を真っ赤にさせ、俯いてしまった。
「しなきゃダメか??////」
上目遣いで問うゾロに、しなきゃダメ!と即答するサンジ。
「早くしてな?遅刻しちまうから♪」
はいっと眼を瞑るサンジ。
ゾロは、少し戸惑ったがサンジの唇に軽く触れるキスをした。
「ん〜vVvVやっぱり可愛い嫁にキスしてもらえるのは旦那の特権だよなぁ♪」
「早く行けっバカ////」
「んっいってくる♪」
チュッとゾロの額にキスをして、サンジは仕事へ出掛けた。