Time

奇声多発な柚月の生態日記。
観察日記でもいいよ。
ここを見れば柚月の気分が手に取るようにわかってしまう、無法地帯。
◆やだやだやだ 

もおおおおおおおお!!
勉強まじ爆発しろ!あ、いやテストが爆発しろ!


なんかにゅるりとできた。細かいことは気にすんねー。紫宛くんの罵詈雑言が書きたかったのorz


「ほんとにむかつく!」


さらりとした甘い色合いの髪をいらいらといじくりながら、少年は地べたに思いっきり吐き出すかのように舌打ちをした。

ちっ、いらいらいらいら。



「人類って実は皆して鳥なんじゃないの?馬鹿でしょ馬鹿なんでしょ、聞く必要性すら皆無だけどさあ!頭がいい僕は、他人事なんて手に取るようにわかる、わかるけどあんまりにも下らないから微粒子程にも気にしたことないよ!まだ高次方程式の方が考える価値は有るんだもん!あーもう何、もしかしてこれ方程式から罰食らった?だとしたらふざけんなっつの!誰に向かってるつもりだよ!所詮お前ら程度なんて一言の謝罪レベルで許容できるんだろ、ああいいよしてやるよ!今の現実に比べたら幾分かましだもん!えぇーっと!いっつも暗算して!ごめんね!歩数では測定不可能だから距離で悪いけど300キロぐらい譲って考えてみたら、案外君にだって相対的にはミクロ単位の価値はあるみたいだよね!でもごめん関係の良好化はちょっと無理!僕の価値基準は絶対的のみしかあり得ないから!僕にとって君、正直ネコの光彩よりどうでもいいんだよ!分相応って言ってわかる?立場わきまえればいいのに所詮生ゴミと大差ないくせしてさあ!」



「…………ねぇ紫宛くん」

「ん!何なに珊花ちゃん!あっ、はぐはぐしていい?」

「いいけど、あのね」

「やったあ!珊花ちゃん大好き!今日も世界一大好きだよ!」

「私も紫宛くんが大好きだよ。

だけどね、紫宛くん」

「えっ、愛の言葉のあとに否定文なんて嫌な予感しかしないよ僕…!珊花ちゃん、もしかして二人の間に障害が出来ちゃったりなんだり波乱到来!」

「障害というか、…場所と状況に問題ありかな」



今は何時で、ここは何処で、現在はどんな状況?白くすべすべした綿菓子のような頬に手のひらを添えながら、人形のように少女は尋ねた。

少年は可愛いらしく頬を薔薇色に色付かせながらも口を開く。

「えっとね、何時何処どんなって言えば」



午前11時36分49秒21、某お手軽ファストフード店で、サイドメニューはあえての鶏肉チョイスとか冒険しつつハンバーグをパンとかレタスとかと一緒に効率重視で摂取中につき、お食事は静かにお願いいたします。




「……わかってるならいいんだけど、それじゃあさっきはどうしたの」

「ナンパされたのー」

「………で?」

「いらっとしたから怒ってたの」

「うん」

「でぇー………あ、でもやっぱり僕珊花ちゃん大好きだからもういいや!」

「そう…、紫宛くんは我慢のできる良い子だね」

「えっ、ほんと?やった!誉めて誉めて!」

「…よしよし」



テスト?何それちょういらね。

2010/05/23(Sun) 19:05

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