雑食部屋

□初めての…A
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「おいザキィ〜」

頬をはたいて喝を入れたところで背後から悪魔のささやき。
この声は…

「お前無視すんなよ」

恐る恐る振り返ると、無駄に笑顔の隊長が…
ああ、デジャブ…

この前の時と同じ匂いがする〜!!

「な、なんですか…」
「なんですか、じゃねえだろ。なんでぃ、その反抗的な目は」
「そんなこと、ないですよ。もともと俺一重ですし、目つきが悪く見えるだけですよ…」
「まあいいや、それよりさ」
「はい…」
「お前、万事屋の旦那になんかもらったか?」
「え?」
「なんか、伝言頼まれたんだけどさ」
「伝言?」
「えーっと…『もし使ってたら感想を教えろ』とか、なんとか…」
「あ、ああ…!」
「もらったの?」
「そう…ですね、ええ」
「なにを?」
「え?」
「なにもらったんでぃ」
「なにって…」
「旦那に聞いても教えてくれねえし、なんか2人でやな感じ…」
「そんないいもんじゃないですよ。なんか、旦那ももらいものだったそうですけど、使えなかったって…」
「え…?」
「え…?」
「それって…その、大人が使うやつとか…?」
「まあ…って、なんで隊長知ってんですか?」
「し、知らねえよ!知らねえけど…」
「けど?」
「うっせい!とにかく伝えたからな!あとは勝手にしろ!」

あれあれ?
なんか、隊長顔赤くして行っちゃったよ…
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