12/11の日記

15:37
ありがとうの一週間 A
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無限の塔の最上階で出会ったオスのニャオニクス、サーファ。その寿命が一週間であると知ったイッシー。

この二人は、一週間の間に色々な場所へ行った。

そして今、最後の夜。二人は今、海辺の砂浜に居た。

イッシー「結構色々回ったけど、いったい何のために産まれて来たんだろうな、サーファは。」

さっきすれ違った女性から貰ったリンゴを食べながら話をしている。

サーファ「分からないね。」

サーファもリンゴを食べている。

サーファ「今分かるのは、もうすぐ死ぬことだけだね。」
イッシー「そうか…サーファも次の朝日で…」

イッシーは、サーファとの一週間を思いだそうとした。

思い出は特に無かった。

イッシー「…仕方ねぇな…サーファ、もう諦め…」

サーファが居なくなっていた。

イッシー「アイツ、いったいどこに行った!?」

砂浜には足跡が残されていた。それを辿っていくと、自ずと行き先が分かってきた。

イッシー「ここは…無限の塔…」

しかし、いつもの無限の塔では無かった。見張りが居たのだ。

その姿は、悪魔と呼ぶに相応しいか…イベルタルだったのだ。

イベルタル「我はこの塔を守護する者なり!速やかに立ち去るがよい!」
イッシー「俺は今、立ち去る訳にはいかないんだ!いけ、バクフーン!ラグラージ!」

イッシーとイベルタルの戦いは、想像を絶する激しさだった。

そこで焦りを感じるイッシー。早くサーファを探し出したい気持ちに駆られていた。

そして戦いに終止符が打たれる事になる。

イッシー「バクフーン!かえんほうしゃ!」

その攻撃と同時に、イベルタルは消え去った。

イッシー「消えた…?」

またそこに現れたポケモンがいた。ダークライだった。

ダークライ「やはり敗れたか…」
イッシー「ダークライ!?」
ダークライ「貴様、どうやって『忘れの粉』を解いた?」
イッシー「忘れの粉?えーと…」

記憶に無かった。

ラグラージ「め、メールで解けたんだ!」
イッシー「そ、そうだ!メールでたまたま!」
ダークライ「そうか…ならば私も、ゆっくり眠れる……」

そのままダークライは、消えていった。

ラグラージ「ダークライを…倒した…」
バクフーン「これで全てが…」
イッシー「まだだ…まだ、あいつがいる。さぁ行こう、最上階へ!」

その塔の最上階、出会いの地へ、イッシーは向かう。





ヤイバ「忘れの粉って何ですか?しかもメールで解けるって、いったいどういう仕組みですか?」
イッシー「知らなーい。夢の中で一番印象に残ったから、記憶のまま出しただけー。」
ティオ「次は夢に無かった部分か…」

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