12/10の日記

17:43
ありがとうの一週間 @
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ここは無限の塔。あまりの高さに『限りの無い塔』という意味で付けられた名前だ。

この無限の塔の最上階にたどり着いた人間が居た。

イッシー「ここが無限の塔、最上階…」

そこはただ、何も無い…いや、最近人が入った形跡が無いため、荒れ果てた空間があった。

イッシー「うわっ!」

強い光と共に現れたのは、1匹のポケモンだった。

イッシー「お前は…?」
「僕は…だれ…?」

そこに現れたオスのニャオニクスは、自分の事をどれほど理解出来ているのだろうか。

イッシー「…よし、なら俺が名前を決めてやる!」
「なまえ…?」
イッシー「そうだなぁ…じゃあ、サーファ!」
「サーファ…?」

これが、イッシーとサーファの一週間の始まりだった。

サーファ「ねぇ、なんでサーファなの?」
イッシー「最上階に居たから。上を英語で『サーファス』って言うんだ。」
サーファ「ふーん?」

無限の塔を降りながら話すイッシーとサーファ。その姿は、まさにトレーナーとポケモンそのものだった。

サーファ「あ、あのね、イッシー。」
イッシー「ん?」
サーファ「僕、僕自身の事はよく分からないけど…一つだけ分かる事があるんだ。」
イッシー「そうなのか。」
サーファ「うん。僕は7回朝が来たら死んじゃうって。」
イッシー「ふーん…はぁ!?
サーファ「だから、7回朝が来る前にやらないといけない事があるみたい。」
イッシー「あ、あのさぁ…7回朝がって事は、一週間だよな…?」
サーファ「うん。」
イッシー「その間にやらないといけないことって…何なんだ…?」
サーファ「さぁ?」
イッシー「まずそこからか…」

もちろん、イッシーは困惑するわけだが…

イッシー「まぁ、それは帰ってから考えるか。」

持ち前の怠け癖が、こんな大問題も小さくしてしまった。

しかしこの出会いが、一週間にするべき事を達成するための出会いだった。





イッシー「寒っ…」
ヤイバ「今書かないと、絶対サボるでしょ。ストーブ付けさせませんよ。」
イッシー「ティレイ呼ぶくらい良いじゃん…」

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