07/05の日記
20：18
雨の日のオススメ
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――ティアの雑貨屋。
ラシルス「んじゃ、俺はそろそろ帰るわ。」
ティア「道中お気をつけて〜♪」
ラシルス「いや、水路を挟んだ目の前なんだから…ってあれ、雨が降ってる。」
ティア「危なかったですね♪」
ラシルス「…別に気付かなくても、すぐ帰れるんだけどな…」
ティア「うっかり風邪を引いてしまって死んじゃうかも知れませんでしたね☆」
ラシルス「俺そんなに免疫力弱くねぇぞ！？」
ティア「まぁまぁ♪そんなラシルスさんにオススメの商品がありますよ♪」
ラシルス「…傘じゃねぇだろうな？」
ティア「そんな普通な物は勧めませんよぉ。」
ラシルス「お前ならこの状況で言いかねねぇんだよなぁ…で、何なんだよ？」
ティア「ルンパッパです♪」
ラシルス「予想を遥かに上回るの止めてくんね？」
ティア「特性が『すいすい』なので、代わりに雨を受けてくれるでしょう☆」
ラシルス「その傘替わりのルンパッパが素早さを上げちゃったら、俺が追い付けねぇから却下。」
ティア「じゃあ隠れ特性の『マイペース』にします？」
ラシルス「ちゃんと目的地に行かなさそうだから却下。」
ティア「じゃあ普通の傘を勧めますよぉ…」
ラシルス「そこで折れて傘を出してきたか…」
ティア「１本１０万円なんですけど、買います？」
ラシルス「買わねぇよ、そんな高すぎる傘！？」
ティア「さっきティオ君が銃弾のような勢いで投げ込んできた、殺す気満々の傘ですから☆」
ラシルス「そんな憎しみのこもった傘、要らねぇよ…つーかお前、何したんだ！？」
ティア「いやぁ、ティオ君の悪口を呟いたら飛んできまして…」
ラシルス「地獄耳かよアイツは……ってあっぶねぇ！？」
ティア「ティオ君の傘が、また飛んできましたね☆」
ラシルス「…もうティオの事悪く言えねぇよ…」
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