06/29の日記
21：55
行方不明
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ーーティオの製造室。
ラシルス「あれ、ティアは？」
ティオ「…何故ここで探している？」
ラシルス「いや、居るかなぁと思ってさ。」
ティオ「せめて雑貨屋を探すべきだろう。」
ルリ「雑貨屋には居ないのニャ。」
ティオ「…そうか。」
ラシルス「ティオを急かしてるのかなぁと思ったんだけど、そうでも無さそうだな。」
ルリ「無駄足だニャ。ラシルスさんに罰金を要求するニャ。」
ラシルス「じゃあ付いてこなくて良かったのに…」
ティオ「フム…ルリ、今日ティアと話した事は覚えているか？」
ルリ「ニャ？いっぱい儲かる商品を取りに行きたいって言ってたニャ。」
ラシルス「…いつも通りだよな。」
ティオ「…その前に、何か言ってなかったか？」
ルリ「ニャ？ダイヤモンドより価値のある宝石があるって話をしたニャ。」
ティオ「…フム。」
ラシルス「猫に小判だな。」
ティオ「成る程な。ティアは宝石を探すために、図書館に行ったな。」
ラシルス「え…なんで…？」
ティオ「ダイヤモンドより価値のある宝石は、確かにある。その宝石が何なのか、お前は分かるか？」
ラシルス「いや、分からないけど…」
ティオ「…分からなければ調べれば良い。」
ラシルス「…だから図書館なのか。…と言うかその宝石、見付けられるのか…？」
ティオ「さぁな。最近まで存在すら知られていなかった物もあるから、何とも言えん。」
ラシルス「…後先考えない行動力だけは、ティアはスゴいと思うわ…」
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