目指せ!伝説のポケモンマスター! 2

□第10章:最強の力と結束の力
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最強と言われしポケモン、リュウシャンとの世界を賭けたポケモンバトル。


ウルス「行け!ラティアス!ラティオス!」
シルヴィ「お願い!チルタリス!カイリュー!」
ティア「これでリュウシャンを倒して、クリスタルを砕いてしまえば…。」
ティオ「もうクリスタルの守護者は必要無くなるな。」
ラティアス「でも今は、そのクリスタルも必要になるよね。」
ラティオス「だから今は、守護者には頑張って使ってもらわないとね。」

リュウシャンがはかいこうせんに似た攻撃を口から発射する。
ウルス・シルヴィ・イッシー「『はかいこうせん』!」
しかし、このはかいこうせんは無駄となり、ポケモンたちは攻撃をまともに受けた。
ウルス「ラティアス!ラティオス!」
シルヴィ「チルタリス!カイリュー!」
イッシー「ティア!ティオ!」
ウルス「つ、強い…!」
ティア「…こ、今度は避けてみせます…。」
イッシー「よ、避けないでくれ!あんなのが地面に当たっただけで、この星は粉々だぞ!」
ラティオス「…そうだね。僕たちでさえ、一撃で大変な状態なんだから…。」
イッシー「ティオ、俺を乗せて飛べるか?」
ティオ「ああ、出来る。」
イッシー「なら、俺をリュウシャンの上まで運んでくれ。」
ティオ「あ、あぁ、分かった。」
イッシー「その間、ウルスとシルヴィはリュウシャンを攻撃しててくれ。」
シルヴィ「了解!」
ウルス「あぁ!」
イッシー「よし、行くぞ!ティオ!」
ティア「あ!私も行きます!」
シルヴィ「チルタリス!『りゅうのいぶき』!」
リュウシャンにりゅうのいぶきが当たる。しかし、ほとんど利いていないようだ。
ウルス「ラティオス!『りゅうのはどう』!」
ラティオスのりゅうのはどうがリュウシャンに当たる。しかし、これもほとんど利いていない。
ウルス「げぇ、それはねぇだろ!」
シルヴィ「もっと頑張らなきゃ!」

その頃、イッシーたちは。
イッシー「よし、この辺で良いぜ。」
イッシーはリュウシャンの上に下り立つ。
ティア「イッシーさん、いったい、何をするつもりなんですか?」
イッシー「ここからリュウシャンに攻撃する。」
ティア「…え、えぇー!」

ウルス「ラティアス!『ドラゴンクロー』!」
リュウシャンにドラゴンクローが当たるが、リュウシャンの体が硬過ぎて、傷一つつかない。
シルヴィ「物理技も特殊技も利いて無いなんて…!」
ウルス「いったい、どうすれば…!?」
リュウシャンが、儀式の祭壇目掛けて爪を降り下ろす。
ウルス「ま、マズいぞ!」
ラティアス「アレをまともにくらったら、一溜まりも無いよ!」
その時、リュウシャンの頭上に雷が落ちる。この時初めてリュウシャンがひるんだ。
ウルス「ぐ、偶然か?」
シルヴィ「とにかく、助かった…。」
リュウシャンは再び、口からはかいこうせんに似た攻撃を放とうとする。
ウルス「って、不利な事には変わりないのか!」
ラティオス「また雷が落ちるとも限らない。…もう、ダメなのかも。」
その時、リュウシャンの下から巨大な水柱が発生する。リュウシャンはバランスを崩し、攻撃は空の彼方へと飛んで行った。…そして、流れ星が降った。
ウルス「…星が一つ、砕けたな。」
シルヴィ「この星も、あんな風にならないようにしなきゃね。」
ウルス「しかし、今の水柱は何だったんだ?」
ラティオス「…あ、イッシーが戻って来たよ。」
ウルス「おい!何処に居たんだよ!?」
イッシー「リュウシャンの上。」
シルヴィ「…え?」
イッシー「さて、リュウシャンを倒すとするか。」
ウルス「り、リュウシャンを倒せるのか!?」
リュウシャンがもう一度、はかいこうせんに似た攻撃を放とうとする。
イッシー「ファイアクリスタル!炎の力を連ね、全てを焼きさる炎を作れ!」
イッシーも、何か攻撃のために力をためる。
ラティアス「な、何なの?これは?」
ウルス「俺に聞くな。」
リュウシャンの攻撃が放たれる。
イッシー「…発射!」
イッシーもファイアクリスタルによってためた力を発射した。二つの攻撃は、相殺した。
ウルス「す、すげぇ…。」
シルヴィ「でも、リュウシャンはまだ倒して無いけど。」
ウルス「いや!これなら勝てる!」
ティオ「…いや、無理だ。」
ウルス「ど、どうしてだ!?こんな強力な攻撃があるのに!」
ティア「クリスタルの守護者は…本当は4人いないといけないんです。」
ティオ「アイツは、相殺は出来ても攻撃する余裕が無い。もう、無理なのだ。」
シルヴィ「そ、そんな…!」
ウルス「…イッシー!クリスタルを貸せ!」
イッシー「はぁ!?」
ウルス「俺も使えないか、試してみるんだ!」
イッシー「…やらないよりはマシ、か。分かった。じゃあ、ファイアクリスタルは、お前に預けておくよ。」
ファイアクリスタルがウルスの手に渡った。
ウルス「よーし!」
ウルスはファイアクリスタルを目の前に突き出した。…黒い煙が出た。
シルヴィ「…何?これ。」
ウルス「…さぁ?」
イッシー「…ま、普通は煙も出ないけどな。お前、クリスタルを使えるんじゃないかな?」
ウルス「ち、ちょっと頑張ってみる。」
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