目指せ!伝説のポケモンマスター! 2

□第11章:最後の闘い
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ウルスたちは、シラクたちを追うためにホーエイタウンに向かって飛んでいる。

ジリュウ「これ以上ロケット団を野放しには出来ない。」
シルヴィ「えぇ、分かっているわ。」
リュウシャン『…聞こえるか?クリスタルの守護者よ。』
イッシー「え?どこだ?」
リュウシャン『我はクリスタルとなった。虹色のクリスタルだ。』
ウルス「こ、これが喋ってるのか?」
リュウシャン『汝らは知っているのか?我と、守護者との闘いを。』
イッシー「…実は、よく知らないんだよな〜。」
リュウシャン『…分かった。話してやろう。まず初めに、我と守護者との闘いは、契約の闘いなのだ。』
シルヴィ「え!世界を守る闘いじゃないの!?」
リュウシャン『違うのだ。レインボークリスタルを、守護者が使えるかを試すための試練として、我と闘う。そして、守護者が勝てば、レインボークリスタルとの契約がなされるのだ。』
ジリュウ「しかし、何故リュウシャンが世界を滅ぼすポケモンだと言われているのだ?」
リュウシャン『それは人間の弱さだ。人間は、自分と違う者が恐ろしくなり、そして、さげすむのだ。』
イッシー「…人間の…弱さ…。」
リュウシャン『そして、我は封印された。異次元に封印され、ずっと孤独だった。』
シルヴィ「リュウシャン…。」
リュウシャン『クリスタルの守護者よ。汝は我を倒した。しかし、我は、汝が我を倒さなくとも契約を認めたいと思った。あの勇敢さは、他の人間には見られなかった。』
ウルス「イッシーの勇敢さ、か。俺も見習わなきゃな。諦めず、闘う…。」
リュウシャン『…さて、次に儀式の祭壇についてだ。』
イッシー「儀式の祭壇…。今の認識では、リュウシャンの封印を解放する場所だな。」
リュウシャン『それはほとんど間違ってはいない。ただ、あそこは、正確には我を呼び出す場所なのだ。…契約のために。』
ジリュウ「…なるほど。あの場所で契約が行われていたのだな。」
イッシー「…ところで、ノヴァ・クリスタルは?」
リュウシャン『あれは知らぬ。我も見た事が無い。』
イッシー「…やっぱり、リュウシャン封印のための物か。」
ウルス「見えてきたぞ。ホーエイタウンだ。」
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