転校生のヒミツ

□苦しみのロード、そして、喜びのロード
1ページ/7ページ

木曜日、幽霊館に入って四日目。アルトマーレ。

イッシー「やっぱり、アルトマーレはまだボロボロだなぁ。」
ラティアス「ほとんど進んでいませんね。」
ラティオス「とにかく、アイツらの所に行こう。」
イッシー「…アイツらって、誰のことだ?」
ラティアス「そうですよ。誰のことですか?」
ラティオス「…ハァ。行けば分かる。」

庭っぽい所。
イッシー「…ガレキの山。」
ラティアス「…違いますよ。ここは、秘密の庭ですね?」
ラティオス「今からカノンに会いに行こう。」
イッシー「…『大砲』のことか?」
ラティオス「違う!」
ラティアス「それはキャノンでしょ!?」
イッシー「…カノンとも言うんだぜ。」

カノンの家。
ラティオス「カノン、人を連れて来た。」
カノン「いらっしゃい、イッシー君!」
イッシー「えっ!どうして俺の名前を…?」
カノン「ラティアスから聞いたのよ。」
ラティアス「イッシーさんの家に住む前は、カノンと一緒に住んでいたんです。」
ラティオス「俺たちは、アルトマーレの護神だからな。」
カノン「学校で初めての友達だって、嬉しそうに話していたの。」
イッシー「…で?」

ラティアス「え?」
イッシー「何でアルトマーレの護神が、俺の家に住んで居るんだ?」
ラティアス「知っているでしょう?ここから学校までがすごく遠い距離であることは。」
イッシー「ふーん。まぁ、良いや。アルトマーレの再興の手伝いに来たんだったな。」
カノン「そうだったの!?」
イッシー「そうだよ。」
ラティオス「何か手伝わせる所は無いのか?」
ラティアス「イッシーさんは、学校では天才と呼ばれているんですよ♪」
カノン「…それなら、秘密の庭の修理でも…。」
外で爆発音が聞こえた。
イッシー「な、何だ!」
ラティオス「見に行ってみよう!」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ