転校生のヒミツ

□残された道
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水曜日、幽霊館に入って三日目。学校。
イッシー「…幽霊館の矛盾は、結局謎のままか。」
ラティアス「そうですね。でも、それより先に『最悪な苦しみ』の詳しいことを知りたいです。」
ラティオス「…知らなければ良かった…。そう思うような事かも知れないがな。」
イッシー「今知る事の出来る事から調べてみようぜ。」
ラティアス「何について調べますか?」
イッシー「…まずは、幽霊館が別館四棟と呼ばれていた頃の事を調べてみよう。そこにヒントがあるかも知れない。」
ラティオス「いったい、どうやって調べるのだ?」
イッシー「何か記録に残っているなら話は早いけど、実際に見に行ってみるのが一番だな。」
ラティアス「でも、学校が終わるのが午後三時三十五分でしょ?調べる暇はありませんよ?」
イッシー「俺たちは前にも入っただろ?四時を過ぎても不幸が不幸以外に変わる事は無いよ。」
ラティアス「そ、そうですね!私たちは近い内に最悪な苦しみを味わうことになっていますもんね!」
ラティオス「なら、今日の放課後、幽霊館に行こう。」
イッシー「あぁ!」

そして放課後。
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