転校生のヒミツ
□兄妹のヒミツ
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日曜日。今日は学校は休みで、ラティアスとラティオスが引っ越して来る前に住んでいた『アルトマーレ』という場所に行く約束になっていた。
イッシー「ところで、どうやってアルトマーレに行くんだ？普通に行ったら、帰って来た時には火曜日だぞ。」
ラティオス「フッ、忘れたのか？俺たちは、空を飛べるんだ。」
イッシー「お前らこそ忘れて無いか？俺は普通の人間だぞ。」
ラティアス「お兄さんに乗って行けば良いんですよ。」
イッシー「…大丈夫か？俺、７０kgぐらいあるぞ。」
ラティオス「…そうなれば、サイコキネシスで無理矢理飛ばせるか。」
イッシー「はぁ！？」
ラティアス「『サイコキネシス』！」
イッシー「うわっ！」
イッシーもサイコキネシスで空を飛びながら、アルトマーレに向かった。
イッシー「これ、慣れると結構楽しいな♪」
ラティアス「空を飛ぶのが、人間の夢だそうですね♪」
ラティオス「イッシー。お前の頭脳で自由に空を飛べるように出来ないのか？」
イッシー「…理論上、無理では無いけど、かなり難しいぞ。」
ラティアス「あ、やっぱり出来るんですね♪」
イッシー「…でも、あまり長い時間飛び続けるのは無理だな。」
ラティオス「いったい、どんな方法なのだ？」
イッシー「ヘリコプター。俺の家はお金持ちじゃ無いから、ヘリコプターを買えないし、レンタルするにも長時間借りるお金が無い。」
ラティアス「…一気に夢を壊されました。」
イッシー「いや、お前らは自由に飛べるだろ？」
ラティオス「人間の姿では飛べない。」