ラティ家の一日

□第6話
1ページ/4ページ

イッシー「…髪が伸びてきたな。」
ラティアス「…。」
イッシー「(ハサミを持ってる。…切りたいって事だな。ラティアスに切らせるとろくでもない事になりそうだな。)俺、ちょっと床屋さんに行って来るよ。」
ラティアス「私が切って…。」
イッシー「断る!」
ラティアス「切りたい切りたい!」
イッシー「だだをこねるな!」
ラティオス「…断る理由はなんだ?」
イッシー「そりゃあ、ろくでも無い事になりそうだから。」
ラティオス「その根拠は?」
イッシー「ぐっ、ラティオスって、検事が向いてるんじゃねぇか?」
ラティアス「切らせて下さいよ!」
イッシー「あぁ、分かったよ。でも、俺、丸刈りは嫌いだぞ。」
ラティアス「分かってますよ♪任せて下さい♪」
ラティオス「…不安だ。」
イッシー「おい、ちょっと待て!」
ラティアス「待ちません♪」
イッシー「違う!ラティオスだ!何で不安なんだよ!」
ラティオス「当然、こいつだからだ。」
イッシー「嫌だー!何か嫌になってきたー!」
ラティアス「約束を破るつもりですか!?」
ラティオス「約束破りは人間として最低なのだろう?」
イッシー「ラティオスだけは言うな!」

なんやかんやで散髪を開始。
イッシー「『なんやかんや』って、便利な言葉だな。何でも丸く収められる。」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ