ラティ家の一日

□第8話(前半)
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図書室。
イッシー「どの本を抜いたのか覚えておけよ!」
ラティアス「す、すみません…。でも!この辺りの本を抜いたんですよ!」
イッシー「む〜…。適当に抜いちゃえ!えい!」
隠し部屋が現れた。
ラティアス「…ホントに運が良いですね…。」
イッシー「さぁ、レッツゴー!…の前に。」
ラティアス「なんですか?」
イッシー「洞窟探検の前には薬草を買い込むのが、RPGの基本だ!買いに行くぞ!」
ラティアス「行きません!」

隠し部屋の中に入って行く。そこには、培養液のような液体の中にラティオスが入っていて、それを見ている、一人の人間が居た。
???「…よし、もう少しだ。もう少しで…。」
イッシー「そこまでだ!ラティオスをかガフゥ!…舌噛んだ。」
ラティアス「お兄さんを返しなさい!」
???「そういう訳にはいかないのさ。この生き物は、人間に対して敵意を抱いているようだからね。」
ラティアス「お、お兄さんが…?」
イッシー「人間に対しての敵意、だと?」
???「そう。そして、その敵意を抽出する事により、悪意に満ちた生物が誕生する。そう、『ブラック・ラティオス』が!」
イッシー「な!そうはさせるか!」
???「ハッハッハ!もう遅い!」
イッシー「じゃあ、あきらめようか。」
ラティアス「あきらめるの早いですね!」
???「いでよ!我が最強のしもべ!『ブラック・ラティオス』よ!」
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