12/27の日記

22:23
ティアのジュース
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――ティオのラボ。


ラシルス「ティオ、邪魔するぞー。」
ティオ「邪魔するなら帰れ。」
ラシルス「ほーい。…って、なんでだよ!?」
ティオ「それで、何の用だ?」
ラシルス「あぁ、そうだ。ティアからジュース貰ったんだけど、ティオも飲む?」
ティオ「ジュースだと?ティアにしては珍しいな。」
ラシルス「だよなぁ。媚薬でも入ってんじゃねぇの?」
ティオ「…一応媚薬は効果が無いのだがな。」
ラシルス「そうなのか?」
ティオ「あぁ。媚薬は脳に到達しない。」
ラシルス「…もうちょっと詳しく…」
ティオ「恋愛感情を引き起こすPEAをモノアミン酸化酵素が分解させるので血液中で分解されてしまう。仮に脳までPEAを到達させても、血液脳関門がPEAの侵入を阻む。だからPEAが脳に到達しない以上、媚薬の効果は表れないという事だ。分かったか?」
ラシルス「…ゴメン、全然分からんかった。」
ティオ「…文字サイズが小さかったか…?」
ラシルス「いや、文字が小さくて読めないって話じゃないんだ…」
ティオ「まぁとにかく、媚薬には何の効果も無い。」
ラシルス「成る程。…じゃあこのジュース、何なんだろう?」
ティオ「…毒の方が怪しいな…解析してみるか。」
ラシルス「…ティオにかかれば、何でも科学の対象になるんだなぁ…」

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