11/03の日記

20:44
役に立たない発明品
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ラシルス「ティオのラボは雪が積もってるけど、ティオの製造室は何ともなかったな。」
ヤイバ「製造室では怪しげな実験はしてないですからね。」
ティオ「怪しげとは、誤解を招く言い方だな。」
ヤイバ「ラボで雪を降らせるのは、十分怪しいですからね…?」
ラシルス「…そういえば、ティオの発明品が役に立ったって話がほとんど無い気がするんだけど。」
ティオ「ム?そうだったか?」
ヤイバ「…確かに、ほとんど無いですね。ストーブとかくらいじゃないですか?」
ラシルス「たまには役に立つ物を作ろうぜ?」
ティオ「役に立つ物を作って、何になると言うのだ?」
ラシルス「役に立たない物を作る方が、何になるってんだよ…」
ヤイバ「まずティオさんの考え方から何とかしないといけないんですね…」
ティオ「残念だが、発明が役に立つかどうかは使う者次第だ。猿にスマホを渡すのと人間に石を渡すのでは、随分違うだろう?」
ヤイバ「…確かに、石なら石器を作ったり出来そうですもんね。」
ティオ「このように使い手次第で役に立つかどうかが変わる。ならば今までに無かった物を作って、それを必要とする者に渡す方が良いだろう。」
ラシルス「それもそうか。」
ティオ「…と言う言い訳が今思い付いたのだが、どうだろうか?」
ラシルス「…考えながら喋ってた言い訳かよ…」
ヤイバ「ホント、頭は良いのに使い方が頭悪いんですよね…」

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