08/29の日記

18:42
小さなオブジェクト
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――ティアの雑貨屋。


ティア「小さい水槽がいっぱい増えましたね☆」
ラシルス「はぁ〜…」
ティオ「どうした?世界の不況を嘆くような溜め息だったぞ。」
ラシルス「そこまで大袈裟な事は考えてないけど…ほら、水槽は職人に任せるって話だったじゃん。」
ティア「昨日の話ですね♪」
ラシルス「なのにティアがティオに頼むから、俺まで手伝わされて…疲れた…」
ルリ「ラシルスさん、お疲れさまニャ。」
ヤイバ「慣れない作業は、思うように進まなくて大変ですよね…」
ティア「でもお陰で、とても歪な形の水槽がいっぱい出来ました☆」
ラシルス「歪な形とか言うなよ…」
ティア「それじゃあ、水を入れて魚を放ちましょう♪」
ヤイバ「…魚、生きてるんですか…?」
ティオ「さっき確認したが、数匹は絶命していた。急いだ方が良いだろう。」
ティア「じゃあ水を入れてきますね〜♪」
ルリ「…絶命したのは食べて良いのニャ?」
ラシルス「後でティアに聞いてみろよ。」
ヤイバ「しかし、水槽だらけですね…足の踏み場も無いですよ…」
ティオ「俺たちが浮けたから、今は問題無いがな。後で何とかしよう。」
ラシルス「2階のネットカフェに置いても良さそうだよな。」
ティオ「それを想定したサイズで作ったからな。」
ティア「水が入りましたよ〜♪」
ラシルス「よし、じゃあ何匹か水槽に移そうぜ。」
ティア「いよいよこの時が来ましたね♪それじゃあ、いざ!」
ティオ「待て。カルキは抜いたか?」
ティア「ほぇ?カルキって何ですか?」
ヤイバ「…嘘でしょ…まだ魚を入れられないんですか…?」

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