星満ちるbook

□君を想えてよかった
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「あー疲れた。」

「お疲れ様でした。本当に夜天は歌番組の仕事は嫌いなんですね。」

「つーか、ラジオも撮影もだろ?」

「だってさ、別に話したくないのに聞いてくるし、他の出演者カメラまわってない時くっついてくるし。」

「確かに。私たちが歌っているのに騒がしいですしね。」


テレビ局の廊下を行くスリーライツ。周りも慌ただしくスタッフが動いているため、会話を誰かに拾われて週刊誌を飾ることもなさそうだ。


「あ、すみませんが私は少し用事がありますので、先に楽屋へいってください。」

「おー。」


星野は手をあげ、夜天と2人で楽屋に向かう。
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