スマブラ小説

□俺なりの告白
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『私とあなたは、似ていますね。』




君に言われたこの言葉、今でもはっきり覚えてる。
どこが似ているのか、俺は分からなかった。
見た目や性格など、似ていないところはたくさんある。それに対して、似ているところなんてほとんどない。



『君と俺は、どこが似ているの?』




答えがなかなかでなくて、君に聞いてみた。そしたら君は、こう言ったんだ、



『私とあなたは、誰かを想う気持ちの強さが似ているんです。あなたは前、私に“好きな人を見ていると胸が痛くなる”と言っていましたよね?実は私も好きな人を見ていると胸が痛くなるんです。…これは似ていると言うより、“同じ”ですね。』





…君は知っていたかな?
君は気付いたかな?
あれは俺なりの…君への告白だったんだ



“好きな人を見ていると胸が痛くなる”
…本当は“君の事を見ていると胸が痛くなる”なんだ



それとも、俺の片思いで終わったのかな?
…俺は“君の好きな人”を知りたいよ





『…あのさ、好きな人を一緒に言ってくれないかな?…あ、本当の名前で…言って。』




君は一瞬戸惑ったけど、すぐに“分かりました”と言ってくれた。本当の名前…それは少しの希望を胸に抱いていたから




『有難う。じゃあいくよ、せーの…』








「「リンク」」
















     ─END─



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