02/07の日記

21:04
本の虫が語る、せつなさの法則その2
---------------
一日一冊!
をモットーにしてるのです。
おかげで前よりは語彙が増えました。

で、前回述べた
創造と破壊
ですが、
モノに例えるならこれは一種の「積み木」なのだと思います。


真っ白な空間を想像して下さい。
それが貴方の世界です。
本を読むという行為、
つまりこの空間に「本のイメージ」という積み木を持ち込むと定義します。

せつないと言われるような本を先に読み進めていきます。
そうすることによって、どんどん真っ白い空間に積み木が組み立てられていきます。
これはその本に対する、愛着に似た感情の積み重ねによって、登場人物と自分の気持ちを結び付ける行為と同義です。

当然ですが、積み木(イメージ)の大きさは、その本のめり込む度合いによって変わります。

そして、どんどん組み上がっていった積み木。
このイメージには愛着がありますね?

ここで、貴方のイメージが無常にも本の中の、別のイメージによって崩されます。

これが「せつない」という感情だと私は考えてます。

つまり、いかにして大きなイメージを読み手に作り上げさせて、
大袈裟といわれるぐらいに相手のイメージを崩すか、でしょう。
まるで、いじめっ子のようですね。


ただしこれはあくまで私のような駆け出しの本の虫が考えるものです。

ちなみに村山由佳さんの「翼 cry for the moon」は、この法則に、
様々な感情、現代の人間が抱える様々な問題、とにかくたくさんのモノを盛り込んでいるため、
とてつもなく奥行きがあります。
今度は別の作品を買ってみよう。
…1997年発行で、
しかも学校にハードカバーで存在してたなんて、反則だ。
不覚にも、本を読まなかったことが悔しいと思えてきたのでした。


P.S。語彙が足りないので、これ以上の説明は誤解を招くよな。
よし、やーめた。

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ