SS置き場

□熱に犯される
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「熱に犯される1」


「せんせっ
 ちょっ、待っ
 あぁ!!んンっ。 」

突然の襲撃に成す術がない夏目。

だが熱い吐息を
吐き出してしまう
自分が恨めかしい。

先ほどまでゆったりと
湯船に浸かり、
一日の疲れを癒していた。

もうそろそろ上がろうかと
湯船から出てシャワーを
浴びているところで
捕まってしまった。









「はあっん!ぅんっ、くっ、ン!」

浴室の壁に額を付け、
立ったままお尻を突き出す
ような姿勢で必死に
攻めから耐える夏目。

突然の挿入だったにも
かかわらず、拒むことなく
斑を受け入れることが
出来たのは、お風呂に
入っていたからだろう。

華奢な背中に
覆い被さるように
斑は攻めていく。

喘ぎ声を隠そうとした
夏目の両手を左手で封じ、
逃げられないように腰を掴んだ。

塔子さんと滋さんに聞こえたらと
思うと気が気でない夏目。

そう遠くない場所で、
二人はテレビを見ている時間だ。

(先生のばかっ! 
 このっ!つ
 ぶれ大福ブタニャンコ!!)

心中で非難轟々の嵐。

だが与えられる熱に
浮かされて
どうすることも出来ない。

シャワーを出し放しなのは
大変勿体無い話だが
声を掻き消して
くれるのはありがたい。

そんなことを、
半ば朦朧とする
意識の中で夏目は考える。

夏目の中をどんどん侵す熱。

浴室の中で声と音が
反響して、何とも
淫猥な気持ちになってくる。

斑は堪らず抉るように
刺激を求めた。

「あぁっ…あっ…はぁんッ!」

唇を噛み締めながら
必死に絶え続ける
夏目を余所に、
斑は漏れ聴こえてくる喘ぎ声に
ひどく興奮してしまう。

「…夏目っ。」

ピクッ

欲情を隠さず、耳元で
名前を呼ばれると
夏目はそれだけで
達してしまいそうになった。

濡れた細い肩が震えて
何とも言えない
色香を醸し出している。

必死に快楽に流されまいと
堪える姿が艶かしく
斑は貪るように貫いて行く。

「うッ、せんせっ、…ダメっ!
 あぁん!はあっ…あっ…っん。」

言葉を必死に紡ごうとしても、
もはやただ啼くばかり。

更に斑は夏目の切なく
震えるものを
手の内に収め愛撫する。

「あ、あっ…んンッ。」

前からも後ろからも、
同時に与えられる
凄まじい快感に
夏目は翻弄されるばかり。

そして膨張したものから
徐々に蜜が溢れ出してくる。

優しく撫でるような愛撫から
だんだん強く梳くように
刺激を与える。

それに伴い昂ぶりが増して行く。

先端の割れ目に
指を差し込むようにすると
身体が一際大きく跳ね、
蜜を吐き出した。



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R18


使い古されたお風呂ネタでしょうが
うさこもち憧れてたんです←オイッ爆!!
斑、狼だわね。でも堪んないわよねー。
何故か続きます;一話完結できない私…。
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