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□愛のプレゼント?
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愛のプレゼント


「真一くん!
メリークリスマス、デス☆
ギブ ミー プレゼンツ!
デスよ。
ほらほら♪」


手をヒラヒラさせて、
例のあの口をして
俺に擦り寄るあいつ。




「調子乗ってんじゃねぇぇ!!」


俺は近くにあった
灰皿を投げる。


「ぎゃぼー!!」


のだめが間一髪で交わした。


「ちっ。」


「『ちっ。』じゃないデスよ!
先輩!」


ぷんぷん怒りながら、
のだめは俺の横に座る。


「もう少しで妻を殺すトコ
だたデスよ?!」


「妻じゃねぇ。」


俺は適当に返事しながら
総譜に印を付けていく。


「じゃあ、彼女デス。」


「………反論出来ない。」


「あへー。」


一気に顔がアホになるのだめ。


「俺は大晦日にある本番に向けて忙しいんだ。」


「あ、それ、
のだめも観に行きます☆」


「当たり前だろ。
ほら、チケット。
一番良い席だから。
クリスマスプレゼント。」


「ぎゃはぁー!!!」


のだめはチケットを貰うとクルクル回りだした。



「お前にプレゼントは、やった。
お返しは何をもらえるんだ?」


こう聞くと
のだめは回るのを止めてモジモジし始めた。




「のだめ、デス☆
ぎゃは!」

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