nodame
□愛のプレゼント?
1ページ/1ページ
愛のプレゼント
「真一くん!
メリークリスマス、デス☆
ギブ ミー プレゼンツ!
デスよ。
ほらほら♪」
手をヒラヒラさせて、
例のあの口をして
俺に擦り寄るあいつ。
「調子乗ってんじゃねぇぇ!!」
俺は近くにあった
灰皿を投げる。
「ぎゃぼー!!」
のだめが間一髪で交わした。
「ちっ。」
「『ちっ。』じゃないデスよ!
先輩!」
ぷんぷん怒りながら、
のだめは俺の横に座る。
「もう少しで妻を殺すトコ
だたデスよ?!」
「妻じゃねぇ。」
俺は適当に返事しながら
総譜に印を付けていく。
「じゃあ、彼女デス。」
「………反論出来ない。」
「あへー。」
一気に顔がアホになるのだめ。
「俺は大晦日にある本番に向けて忙しいんだ。」
「あ、それ、
のだめも観に行きます☆」
「当たり前だろ。
ほら、チケット。
一番良い席だから。
クリスマスプレゼント。」
「ぎゃはぁー!!!」
のだめはチケットを貰うとクルクル回りだした。
「お前にプレゼントは、やった。
お返しは何をもらえるんだ?」
こう聞くと
のだめは回るのを止めてモジモジし始めた。
「のだめ、デス☆
ぎゃは!」